Next Google account 『Internet Identity』
Internet Identityとは
Internet IdentityはInternet computer(ICP)上で実行されているアプリケーションにアクセスするのに利用できるアカウントです。
Googleアカウントや、Facebookアカウントに近いものなので、Googleアカウントの次に来るもの、Web3時代のGoogleアカウントといった言われ方もされています。
Googleアカウントで各種サービスにログインした経験をした方も多いはず。
Internet Identityのアカウントを一つ持っていたら、多くのサービスにそのままログインできるようになります。
それではGoogleアカウントと一緒じゃんとなりますが、大きく違う点はIDやパスワード、メールアドレスが不要であるという点です。
この匿名であるという点がInternet Identityの大きな特徴となります。
IDやパスワード不要!ではどうやって個人を識別するか
新規登録に個人情報は不要です。
どこかの企業に個人情報を管理されるということはなく、またサービスごとにパスワードを管理するという煩わしさもありません。
ではどうやって、個人を識別するのか。
それはPCの指紋センサー、スマホのFaceID、YubiKEYなどの暗号化デバイスを使用します。
簡単に言うとデバイスそのもので個人を判別するという形です。
端末単位で個人を識別しています。
Internet Identityアカウントを作成する(PC)
自分が判別できればなんでもいいです。
robotじゃないよの認証
オンライン上だけではなく、オフラインにもメモしておきましょう
登録した端末が壊れたり、紛失したらログインできなくなってしまいます。
そこでRecovery方法の設定が推奨されています。
ここではRecovery Phraseを選択します。
どちらを選択しても、またはスキップしたとしても後から追加設定可能です。
画像載せられませんが、25の単語が表示されます
それをコピーしてメモしておきます
3か所が空白になった25の単語が表示されます
その空白個所に先ほどメモしたPhraseを入力します
Finishをクリック
このページになったら完了です
このページから新しいデバイス登録もできます
Internet Identityアカウントは必要か
基本的にIC(インターネットコンピュータ)上のサービスを利用する際に必要になるものですので、すぐに必要ない方も多いと思います。
ただ、Web3がこれほどまでに叫ばれている状況で、今後対応サービスが増えてくるのは間違いありません。
無料ですし、ひとまず登録しておいてマイナスはないかと思われます。
Internet Identityのデメリット
忘れてはならないのは、個人情報と紐づけられていない、デバイスとアカウントが紐づけられているということです。
よってデバイスの紛失、盗難、故障はアカウントの紛失に直結します。
オンライン上でのセキュリティが強化され、どこにも管理されていないということは、逆にいうとアカウント再発行などができないということです。
例えばGoogleアカウントだったら、再設定用にメールアドレスや電話番号を登録していれば、パスワードを忘れたとしても再発行してもらえることが多いです。
しかしInternet Identityはそうはいきません。なくしたら終わりです。
そこが大きなデメリットとなります。
対策は?
推奨されているように、複数のデバイスで登録しておくこと。
用途によって複数アカウントを作る
シードフレーズを誰にも教えない、オフライン上でしっかり管理する
より安全なYubikeyやLedgerNanoのようなセキュリティモジュールを使う
Internet Identityまとめ
NEXTGoogleアカウント『Internet Identity』を紹介しました。
ひとまず無料だから作っておいていいかと思います。
Web3時代に乗り遅れないためにもまずは触れておいて損はありません。